「ペット後見」とは、ペットと一緒に暮らす方の“もしも”に備えておく取り組みの総称です。
猫の「ペット後見」では、猫と一緒に暮らす人が猫より先に亡くなったり、入院や施設に入り家に戻ってこれなくなったりなどに備えて、事前に下記の3つを決めておくことで、猫の最期まで飼育の責任を果たす取り組みです。
- 猫の飼育費用の遺し方
- 猫の飼育者・飼育場所
- 緊急時の猫の保護者
「まるねこ」では、猫の「ペット後見」について2つの選択肢をご提案できます。1つは「まるねこ」でさいごまで過ごしてもらう方法、1つは猫の新しい家族を見つけることで費用をおさえる方法です。認定NPO法人人と動物の共生センターの「ペット後見互助会とものわ」の仕組みを利用します。
●「まるねこ」の猫の「ペット後見」
「まるねこ」では、老猫ホームで「2.猫の飼育者・飼育場所」をにない、猫シッターとして「3.緊急時の猫の保護者」もにないます。「1.猫の飼育費用の遺し方」については、士業の先生方と連携して対応できますし、人向けの生前契約などを活用して、猫に関することで「まるねこ」を指定される方もいます。
「まるねこ」の猫の「ペット後見」では、猫のさいごまで「まるねこ」で過ごしてもらうことを想定しています。「もし、自分が先に亡くなってしまっても、あとから猫も一緒のお墓に入ってもらいたい」といったご希望をお持ちの方からご依頼があります。
※「まるねこ」での終生飼育の費用については、老猫ホームの費用を目安にしてください。
●「ペット後見互助会とものわ」の猫の「ペット後見」
いしまるあきこ(石丸彰子)が理事・東京支部長を務める認定NPO法人 人と動物の共生センターの「ペット後見互助会とものわ」は、猫1匹あたり100万円と入会金10万円・月会費1000円で、もしもの時に備える互助会です。
「とものわ」では、遺されたペットに新しい里親様を見つけることで費用をおさえる仕組みをとっています。「まるねこ」内にある東京支部で1年程度飼養しながら新しい家族(里親様)を探します。どうしても見つからない場合は、猫の体調をみながら、岐阜本部に移動して猫の終生飼育を行います。
「とものわ」の費用の遺し方は主に3つあります。
- 事前のお振込 ※NPOの「ペット後見」専用口座で「前受金」としてお預かりします。
- 生命保険信託
- 遺言
ほかにも、不動産の売却などの方法もあります。
「とものわ」をご利用希望の場合は、人と動物の共生センターの窓口よりお問合せください。